2013年05月09日

死では無く生を「無にするな」

もう一つ記事をば(^^ゞ

映画「プライベート・ライアン」をご存知ですか?

スティーブン・スピルバーグが描いたWW2の映画です。

ここから学べる事が「戦争の心理学」に記述されおります。


誰かが命を犠牲にしてあなたの命を救ってくれたなら、その命を無駄にしてはいけない
繰り返すが、誰かが自分の命を投げ出してあなたの命をあがなったのであれば、間違っても無駄にしてはいけない。
同義的な、神聖な責任として、豊かな最高の人生を生きなくてはならない。

たった今、まだ冷静に理性的に考えられるうちによく考えておこう。
あなたが死に、パートナーが助かったとしたら、彼は精一杯素晴らしい人生を送ってもらいたいと思うはずだ。
そうでなかったら、あなたが死んだ甲斐がない。
では、戦闘であなたのパートナーや仲間が死んで、あなたが残されたとしたら、彼はあなたにどうして欲しいと
思うだろうか?
同じ事だ。
一瞬も無駄にせず、出来るだけ豊かな人生を送ってもらいと思うはずだ。
そうでなければ彼の死んだ甲斐がない。
それはあなたの同義的な、神聖な責任だ。成し遂げる任務だ。

これはつまり、あなたはたった今から自滅的な物の考え方を捨て、精一杯生きる道を邁進するよう
意識的に努力する必要があると言う事だ。

米国陸軍レンジャーの1部隊が敵前線後方に潜入し、そこで一人一人死んでいく。
若い落下傘兵ライアン2等兵を助け出すために。
私にとってはレンジャー部隊はアメリカの全兵士を表している。
今日私達が享受している自由と生を実現する為に進んで生命を捧げた人々だ。

ライアン2等兵は私達である。
今生きている一人一人の市民だ。今日の私達が生と自由を享受しているのは
過去2世紀の戦士達が究極の代価を支払って、今の社会をあがなってくれたおかげだ。

「無にするな」

映画のラスト近く最後まで残ったレンジャー隊員のミラー大尉が橋の上で息を引き取る場面があった。
彼はライアンを、私達を見上げて、いまわの際になんと言ったか
「これを無にするな。無にするな」

「無にするな」

ふさわしい人生を送れ。
報いよ。
この2世紀に命を落とした戦士達が、この暗い時代、墓場から私達を見上げている。


究極の代価であがなわれたものに真にふさわしい生を送る事は私達には出来ないだろう。
だが、そのために最善を尽くす事は出来る。
その手本はライアン2等兵だ。

映画のラスト、戦友たちの墓の前に立つ老人の姿を覚えておられるだろうか。
周囲では幼い孫や曾孫がはしゃいでいる。
老人は妻に目を向けて言う。

「私はいい人生を送ってきたよな?私はいい人間だったよな?」


戦士たるあなたの任務は、この暗い時代、文明を護る城壁の上で立派な守護兵を務める事だ。
そして立派に退職し、孫や曾孫をたくましく真っ直ぐ育てあげ、たくましくまっすぐな次の世代を育て
与えられた1日1日を味わいつくし、ついに寿命が尽きる時に、愛する家族の目を見つめ

「私はいい人生を送ってきたよな。私はいい人間だったよな」
と言う事である。

戦士として、この文明に終生の奉仕を誓おう。
復讐でなく正義を!
死ではなく生に続く道を進むことを選択し意識的に決断しよう。

どれだけ備えをし、訓練を受け、心構えをしていれば、いざと言う瞬間にも十分と言えるのだろうか?

「報いる」

事が出来るのであろうか?

戦士として私達は学び、努力し、心構えをすることは出来るが、どこまで行こうとも
真に報いる事は出来ない。

あの写真の、おびえながらも勇敢に戦った若い消防士(911にWTCで殉職された方々)のような人々が
この2世紀に私達にしてくれたこと、それに値するほどの人生を送ることの出来る人はいない。

しかしそれでも、ライアン2等兵のように最善を尽くすことは出来る。
これほど尊い代償をもってあがなわれた人生を豊かに前向きに生ききろうと全身全霊をかけて努力する
事は出来る。


どうでしょうか?
一部抜粋、まとめて記事にさせて頂きましたface02


かつての敵国である人の書いた本です。


日本の特攻隊を「クレイジー」と言いながらも、戦士とはそう生きる様を唱えております。


私は「特攻」を美化する気はありません。
いや。。。それよりも、そんな気持ちが失せました。

この世に生を賜った生き物全てが必ず迎えなければいけない道が
「死」であります。


ただ「死」がいつくるか解らないのが人生であるだけです。



人が・・・生き物が生まれてくるのは拒めません。
ただ。。。
人に許された行為は
「死」です
これは生物界では謎の行為だそうですね ※一部の生物を除く

この世に生を受け死ぬまでの時間を選べるのは人と言う事です。


自分に与えられし時間を、どのように使うかを選択出来るのは
「人」だけなのかも知れません。


ラストサムライの最後
天皇がサムライに「死に様を・・・」と聞くシーンがありますが

それを「生き様」と返すシーンがあります。


人は「死に様」で称賛される訳ではないと思います。


どのように生きて、結果「死」を受け止めたか?
いや・・・
「死」を、今生きる中にどのように同居させて生きてきたか?



あなたは今、精一杯生きてますか?






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Posted by キラ  at 01:41 │Comments(0)何かの指針

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